2022年10月19日 06:00
美智子さま 今も上皇陛下と腕を組まれて…ご家族や国民と「愛をつなぎ続けた88年」
岩手県で全国育樹祭にご臨席。地元の人たちのたくさんの手が美智子さまに伸びて /(C)JMPA
10月20日に88歳のお誕生日を迎えられる美智子さま。皇太子妃として、皇后として、そして上皇后として……、皇室と日本のために献身を続けられた半生だった。
美智子さまは1934年10月20日、正田英三郎さん・富美子さんの長女として誕生された。
「読書は私に、悲しみや喜びにつき、思い巡らす機会を与えてくれました」と、のちに語られたように本が大好きな少女に。
そんな一般家庭で育った女性が、1957年に軽井沢のテニスコートで皇太子さま(当時)に見初められたことで、人生が急転する。この9月に逝去した皇室ジャーナリスト・渡邉みどりさんは、亡くなる1週間ほど前に、本誌に次のように語っていた。
「“現代のシンデレラ”として日本中の注目を一身に集めたのです。私は1959年4月10日のご成婚パレードで、あふれんばかりの笑みを浮かべて手を振られる美智子さまを取材しながら、『この方とは一生関わることになる』と、直感しました」
天皇陛下、秋篠宮さま、黒田清子さんと3人のお子さまのお母さまになれられた美智子さま。