2022年11月10日 11:00
羽生結弦 いつも一緒の母親と別々に会場入り…異例ワンマンショーに込めた覚悟
(写真:アフロ)
11月4日の午前中。横浜・ぴあアリーナMMの裏口に色とりどりの“祝い”のスタンド花が次々と運び込まれていく。なかには“くまのプーさん”のバルーンがちょこんとのった花かごも。
花の搬入が落ち着いてしばらくした13時ごろ、黒いワゴン車が会場敷地内へ入っていった。後部座席に1人で座っていたのは、この会場で5時間後にプロとしての初アイスショーの開幕を控える羽生結弦(27)だった。
「今回のショーは、7月のプロ転向会見の後に開催が決まって、急いで動きだしたものです。出演者は羽生さんのみ。アイスショーはふつう、複数のスケーターが順番にプログラムを披露しますが、ワンマンショーは異例です。
体力的にもかなり負担があると思います。演出まで自ら手掛けており、準備や練習に追われ、この3カ月半寝不足になるほど多忙な期間を過ごしたようです」(スポーツ紙記者)
そんな羽生の奮闘に呼応するように、ファンの熱も沸騰。
「公演のチケットは争奪戦でした。また、2日目の公演は全国の映画館で生中継されるライブビューイングがあったのですが、反響の大きさから、上映館数が当初の発表から増えて最終的に全国81カ所で上映されることに。