くらし情報『「ブーム去って」「1本1万5千円」三ツ矢雄二らの声優業界への警鐘に「ブラック」と広がる衝撃』

2022年12月1日 06:00

「ブーム去って」「1本1万5千円」三ツ矢雄二らの声優業界への警鐘に「ブラック」と広がる衝撃

は、「今みたいに、人気のある声優さんは歌を出し、踊り、芝居もして、みたいなことは僕たちの時はなかった」と言及。その上で、2.5次元ミュージカルと深夜アニメの増加を背景に声優がアイドル化した経緯を説明した上で、こう語った。

「今の『声優アイドル』と呼ばれている人たちは、僕が思うには現行のアイドル、例えばAKB48といったものを模倣したかたちで、だんだん主流になってきちゃって、『あれ、声優って声で芝居をする職業だよね?』という部分が二の次、三の次になっている」

■「今は使い捨て感がある」「視聴者にとっても損失」

声の芝居以上に求められるパフォーマンスが増えたという現代の声優。さらに収入面でも不安定だといい、日本俳優連合に所属する新人声優は1本30分のアニメーションで1万5000円と低い報酬だという。いっぽう声優の人数は増加しているものの、体調管理やメンタルサポートが追いついていない状況が指摘された。

「かつて“裏方”とされていた声優ですが、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』のような大ヒットするアニメが増えたことも手伝っていまでは芸能人と同じくらいの影響力があります。バラエティ番組などのメディア出演も増えていますし、本業を超えたマルチ活動が当たり前になってきています。

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