2022年12月15日 06:00
高市氏は出馬すら難しい…有力候補はあの元首相「ポスト岸田レースの今」
二階派(42人)との結束を維持し、安倍派(97人)とも関係を強めている今、菅さんは反主流派のドンに。再登板を期待する声が盛り上がってくれば『勝ち馬に乗れ』と、党内も菅さんに雪崩を打つ可能性もあります」
意外な名前もあがった。立憲民主党最高顧問の野田佳彦元首相だ。
「財政危機という緊急事態になれば『消費増税のための大連立』として暫定的に自公政権が立憲民主党と組む可能性も。その大連立の首班に首相経験のある野田さんが担がれる可能性も否定できません。実際“野田首相”を画策している財務省の官僚もいます。野田さんもその気があるのか、最近は右派系の雑誌に寄稿。自民党支持層へのアピールと考えてもおかしくないのです」(鮫島さん)
茂木敏充幹事長や林芳正外務大臣も総裁の椅子を虎視眈々と狙っていると有馬さん。
「政治能力があると言われる茂木さんと林さんも黙っていない。しかし幹事長の茂木さんは、岸田政権と一蓮托生のはず。またパワハラ体質が指摘され、党内で人気がないのが難点。また林さんは衆議院に鞍替えしたばかり。外務大臣としても目立った成果を上げていないこともあり、国民に存在を周知されていない。2人とも状況を見て『次の次』に切り替えるのではないでしょうか」