2023年1月13日 06:00
同じサービスで値段が違う動画サイト 割り増し価格のカラクリに注意!
ネット上の有料サービスに、登録方法によって料金が異なる「二重価格」が広がっています。たとえば動画配信の「YouTubeプレミアム」は、サービス内容は全く同じですがWEBサイトから登録すると月1180円で、iPhoneアプリだと月1550円。レシピサイト「クックパッド」の有料会員も、サイトは月308円で、iPhoneアプリは月400円です。一般的に料金はアプリ登録のほうが高いことが多く、差額が月370円でも1年で4440円、10年で約44000円と、契約が長期間になるほどもったいないことに。
そもそも利用者が払った料金は、クレジット会社などの決済事業者が手数料を差し引き、残りがサービスの提供者に渡ります。決済事業者の手数料はサイト経由だと3%程度で、アプリ経由だと10~30%。この違いが価格に反映され、二重価格が生まれるのです。ただ、二重価格はネットサービスやクレジット決済に限ったことではなく、実は身の回りにあふれています。
食品や日用品、電化製品などでも、最近は統一された「定価」がほとんどなく、価格は販売店が決めるのでさまざまです。
■薬や電気にも差が判断は慎重に行おう
また、銀行の手数料など以前は横並びだったものが、いまや銀行ごとに時間帯や場所などで細かく設定されることも増えてきました。