4月2日、日本を代表するミュージシャンである坂本龍一さんが3月28日に亡くなったことが発表された。ネットでは悲しみの声が上がっている。
所属レーベルのcommonsは同日、Twitterで《わたくしども所属の音楽家/アーティスト坂本龍一が去る2023年3月28日71歳にて永眠いたしました》と投稿。続けて《2020年6月に見つかった癌の治療を受けながらも、体調の良い日は自宅内のスタジオで創作活動をつづけ、最期まで音楽と共にある日々でした》と明かし、《最後に、坂本が好んだ一節をご紹介します;Ars longa,vita brevis. 芸術は長く、人生は短し》と綴っている。
坂本さんは、初めて映画音楽を手掛けた’83年の映画『戦場のメリークリスマス』で、英国アカデミー賞作曲賞を獲得。’87年の映画『ラストエンペラー』でも音楽を担当し、同作では日本人初となる米国アカデミー賞作曲賞を受賞。また’99年のシングル『ウラBTTB』はインストゥルメンタルとして初のオリコンチャート1位を記録しただけでなく、150万枚以上の売上を記録している。
精力的にキャリアを重ねていく坂本さんだったが、’14年に中咽頭がんと診断され、治療後に音楽活動を再開したものの’20年6月に直腸がんであることが判明。