2023年5月18日 06:00
UFJが手数料を値上げへ――メガバンクにこだわると損する時代に
「今後、ますますメガバンクは使いづらくなる」と指摘するのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんだ。
「たとえばみずほ銀行は70歳未満の人が新規口座を開設した場合、紙の通帳が1冊につき1千100円もかかるようになるなど、これまで以上に維持費がかかります。一方、100万円を貯金していても、年間の利息はわずか10円、20円。貯金が減っていく一方です」
そこで注目したいのが、商業施設と連携した銀行や、インターネット専業銀行などの“新たな形態の銀行”だという。
「従来どおりに店舗窓口で口座開設したり、郵送による申請や、パソコンやスマホによる操作で口座を開設できる銀行もあります。ネット主体の銀行は、人件費を抑えられることから手数料が安いのが特徴。商業施設と連携している銀行は、買い物するたびにポイントが加算されたりするメリットがあります」
ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんも、次のように語る。
「メガバンク、地銀、ゆうちょ銀行などをメインバンクとして給与の振り込み、光熱費などの引き落としをしていて、また紙の通帳へのこだわりが強い人は、なかなか銀行を乗り換えられないことも多いはず。
そういう人は“サブバンク”に、新たな形態の銀行を検討してみてはどうでしょうか」
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