くらし情報『トニセンが取り組む“喫茶文化継承”の意義 レトロ喫茶の経営者からも支持される理由』

トニセンが取り組む“喫茶文化継承”の意義 レトロ喫茶の経営者からも支持される理由

(兵庫県神戸市)など3店を先代から引き継いで経営している山﨑俊一氏(41)に話を聞いた。

まず山﨑氏は経営者として、“昭和の喫茶店の絶滅危機”を肌で感じているという。

「僕の知っているお店でも、近々なくなってしまうお店が1軒あるんです。いわゆる純喫茶で、とても居心地のいいお店なのですが……。理由はやっぱり経営難ですね。ここ数年、純喫茶がブームになっていて、若い経営者の方も増えています。ですがお年寄りがされている、古くからあるお店の客足が増えているわけではありません。

また今、物価が上昇していますが、お年寄りのオーナーさんだと昔からの常連さんのことを思って値段を上げたがらないんです。
そういったことが原因で『もうお店を閉めてしまおう』というオーナーさんが増えています」(以下、カッコ内は山﨑氏の発言)

■「トニセンの皆さんが、喫茶文化に注目したことが嬉しい」

トニセンと同じく、閉店した喫茶店のインテリアや食器を譲り受けて店で使用している山﨑氏。また、そういった品々を欲しいひとに譲る活動も行っている。「純喫茶が無くなっていくことをとても寂しく感じているので、トニセンの皆さんの“未来に残していく”という試みを僕も心強く感じますね。

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