放置するとどんどん成長…「真夏の草むしり」安全に進めるルール
庭の広さ、雑草の多さにもよるが、真夏の作業だけに無理して1日ですべて終えようとせずに、1日あたりの作業時間を短くして2〜3日に分けてやるほうが結果的に効率よい作業になる。
草むしりの基本は、しっかり根っこまで抜くこと。
「軍手をはめた手で、雑草の根元部分をしっかり持つのがコツです。ただ、根っこは途中で必ず切れるので、完全に抜き取ることはほぼ不可能です。それでも、部分的に取っておくだけでも、次に生えてくるまでの時間稼ぎができます」
地中の根っこを取る際にスコップを使う人もいるが、スコップであちこち掘り起こすと庭がボコボコに……。土の表面を削り取る「ねじり鎌」のほうが草むしりには適していると氏永さんは言う。
また、雑草は日かげより、日なたのほうが成長するスピードが早く、それだけたくさん生い茂っているので目立ってしまう。まず日あたりのよい場所から着手するのがよいだろう。
雑草の成長を抑制したい場所には防草シートを敷くのも効果的だ。ただし、あまり見た目がよくないので、シートの上に砂利などをまいて覆い隠せば庭の見栄えもよくなる。
除草剤の力を借りるのも手だ。中古車販売大手・ビッグモーターの店舗前で街路樹を枯らすために用いられたという報道もあるが、除草剤は本来、雑草の処理を目的にしたもの。