由美かおる パジャマにアイロン、杖でゴルフ…歴代「黄門様」25年間の面白エピソード
足元はブーツにしたのですが、ファスナーが見えないようにデザインしてもらったんです」
同ドラマには欠かせない人気キャラクターとなり、歴代の黄門さまご一行との共演を果たした。
「レギュラー出演しはじめた当初は、西村晃さんが黄門さまでした。車で撮影現場にいらっしゃるのですが、ダンディで素敵。『パジャマでもちゃんとアイロンを当てないとダメなんですよ』と教えてくれるなど、几帳面な一面もありました。格さん役の伊吹吾郎さんは、フラメンコギターが得意で、パーティなどで披露するのですが、すごくかっこいい。助さん役で、のちに黄門さまも演じた里見浩太朗さんは、ゴルフがお好きで、杖を使ってゴルフのスイングをみんなに教えたり、“黄門コンペ”を開催したり。4代目黄門さまの石坂浩二さんはとても博識。杖で地面に難しい漢字を書いて『これ、なんて読むかわかる?』ってクイズを始めていました(笑)」
個性派ぞろいの俳優の中でも、かげろうお銀が存在感を示したのは恒例となった入浴シーン。
檜風呂や岩風呂、五右衛門風呂など、毎回、美術スタッフがさまざまな風呂を用意してくれた。
「スタジオに入るときは、ベージュの水着の上にバスタオルを巻いていたのですが、スタッフはほぼ全員男性なので恥ずかしさがありました」