「タバコ増税の前にやることある」裏金問題、税金滞納…不誠実な政治家たちに止まらぬ納税者の怒り
それにあわせて国の負担分も増えたほか、さらに約837億円を別途計上することも判明した。
「こうした国費の規律のない使われ方には批判が相次いでいます。増税する前に、税金の無駄遣いをやめてくれということでしょう。会計検査院は、’22年度分の国費について580億円の無駄遣いがあったと指摘しています。
また、予算を投じて行う政策についてもがっかりだと不満の声が上がることが多いです。3人以上の多子世帯に対する大学無償化は、後に第一子が扶養から外れたら適用されないという謎ルールが明らかに。来夏に行われる減税政策も、“増収分の還元”といっておきながら原資はすでに使用済みとのこと。減税された分がまた増税されるのではと不安に思うのも仕方ありません。
政策を実行していく中で、財源の問題は日々付きまとうものです。そのなかでは、増税が必要になる時もあるでしょう。しかし、適切な使い方をしなかったり自身らに裏金疑惑が生じれば、世論の反発を招くのは当然です。それによって、本当に必要な政策でさえ実行できなくなってしまう可能性も。自らの態度を見直すべきでしょう」(前出・政治部記者)
政治家たちに安心して国を任せられないストレスは、たばこよりも健康に悪いかもしれない。