動機は米国への国賓招待!? 岸田首相は少なくとも2024年4月まで政権にしがみつく
まさに“火だるま”状態の岸田政権はいつまで続くのか――。
「年末年始によほど多くの逮捕者が出るなどすれば別ですが、本人が辞める気にならなければ無理に引きずり下ろすことはできません。では、本人がいつ決意するのかというと、早ければ2024年4月。
先日亡くなった自民党の細田博之前衆議院議長の補欠選挙に加え、今回の件で安倍派から失職者が出た場合、その補欠選挙も併せて行われます。ここで自民党が大敗すれば、引責辞任せざるをえないでしょう」(有馬さん)
もし、この補欠選挙を乗り切った場合、「来年秋の自民党総裁選挙まで岸田政権が続く」と有馬さんはみている。政治ジャーナリストの鮫島浩さんは、岸田首相が政権にしがみつく動機をこう説明する。
「岸田さんは、少なくとも来年2月までは首相の座に居座るつもりです。というのも、自身の派閥である宏池会では、これまで5人の総理を輩出していますが、来年2月まで続けられたら在任期間が歴代2位になるんです。
だから『それまでは絶対に辞めたくない』と側近にも漏らしているようです」
これに加え、「外遊大好きの岸田さんには、もうひとつ辞められない理由がある」と続ける。
「11月に訪米した際、バイデン大統領から国賓待遇での招待を受けており、来春にも訪米する予定です。