来場3000万人はムリ! 激アマ予想で万博「赤字1000億円超」でも維新は責任回避
大阪府・市民の負担額はさらに爆上がり。そうなると、大阪市民の負担はひとり40万〜50万円になるのではーー」(西谷さん)
高い経済効果が見込めるなら、ここまでの負担増は回避できる可能性もあるだろう。吉村洋文知事はこれまで、民間のシンクタンクが試算に基づき〈万博の経済波及効果は約2,3〜2.8兆円〉と喧伝してきた。
「これはあり得ない数字。吉村知事は、来場者数は半年で約3,000万人と豪語していますがこれは東京ディズニーランドや大阪ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の1日あたりの来場者数約16万人の4倍にあたり、どう考えても現実的ではありません。
それに、USJに行く予定だった人が万博に行った場合、USJなら使うはずのホテル宿泊費など諸々を差し引くと、トータルの経済効果はマイナスになってしまう可能性もあります」
(西谷さん)
「おそらく来場者は半分以下でしょう。そうすると1,000億円単位の損失が出ますが、この赤字をどこが負担するのかという結論が出ていません。維新は、国が面倒を見ろという態度ですが、大阪府や大阪市も負担をせざるを得なくなるでしょうから、経済効果は半分以下になると思います。