鳥の言葉を証明した世界初の“動物言語学者”が国際的賞を受賞 プロフィール写真に集まっていた“まさかの注目”
シジュウカラ語の証明をきっかけに、鈴木氏はさまざまな動物たちの言葉を解き明かすための新しい枠組み“動物言語学”を提唱。2023年4月に世界初となる動物言語学分野の研究室を東京大学に立ち上げた、注目の研究者だ。今回の受賞は、鳥の言語の解明と動物言語学という新しい分野の創設が評価されたことによるという。
そんな鈴木氏だが、実は昨年12月、一風変わった投稿でXをバズらせていた。
《ある賞をいただくことになりプロフィール写真を選ばなければならないのですが、どの写真がいいですかね?》という問いかけと共に投稿されたのは、3枚の写真。
1番と2番は、森の中で野鳥を観察するための双眼鏡を首から下げた鈴木氏の写真。ところが、3番だけなぜか一緒に写る黒い犬と同じ目線の高さで四つん這いになり、枝をくわえて“犬になりきる”鈴木氏の姿が。一般的な研究者のプロフィール写真のイメージとは異なるがーー。
なんと、この投稿は389万件表示され、リプライ欄に設置されたアンケートには最終的に18万票超が集まる事態に。コメント欄は《3番一択で!》《ダチョウ倶楽部の手法》などと異様な盛り上がりを見せ、結果は84%を超える得票で3番の“犬の目線”の写真が圧勝となった。