「俳優、タレントの存在ありきで」人気漫画家が明かした日本と台湾の“原作リスペクトの差”に「辟易する」と広がる衝撃
‘16年の日テレでのドラマ化について《この時の実写化については正直あまり乗り気ではありませんでした。それは多くの原作者が言っているように原作の大幅な改変が常習となっていたから》とオファーを受けた際の心境を明かしつつも、最終的に《別フレ編集部的にはどうなのかと相談したところ、編集部はメディア化はやはり有難いことだという見解》ということで、連載していた『別冊フレンド』編集部に一任する形で了承することに。
了承したもう一つの理由として《※それとある意味意地悪な発想で申し訳ないのですが、どの程度まで原作に寄せられるのか興味が沸いてしまいまして、すでに台湾でドラマ化されていた台湾版「MARS」と比べて日本ではどのような仕上がりになるのか見てみたくなったからです》とも言及。
台湾版について《監督のツァイ・ユエシュン氏が原作のファンであり原作に忠実に創りたいと仰っていると聞き、もちろんこれは社交辞令にすぎないと半信半疑で承諾したのですが、蓋を開けてみれば本当に原作に忠実に創られていて逆に驚かされました》とした上で、日本テレビ版の仕上がりについて惣領氏はこう明かした。《結果は想像通り原作とは別物と言うほかない仕上りとなっていました。