山田邦子「倒れるなら現場で」レギュラー14本のなかマネージャーから言われた驚愕発言
単なる私の鍵のかけ忘れだったんだけど」
ハードな日々でも、そんな先輩の優しさが癒しとなり、邦ちゃんに活力を与えた。
「“やまかつ”の現場に行くのもワクワク。スタート当初は千ちゃん(大江千里)が盛り上げてくれました。センスが抜群で、ちょっとしたやり取りから曲を作ってくれて、それがヒットするんです」
次に番組で注目されたのは『愛は勝つ』がヒットしたKANさん。
「KANちゃんはすごく品がよくて、音楽に真面目。『愛は勝つ』の替え歌が流行ったので番組でも取り上げようと思ったんだけど、自分の曲がイジられるのが嫌だったみたいでNGに」
KANさんの次は、大事MANブラザーズバンドが番組からヒット曲を飛ばした。こうしてヒット曲が出るたびに、新たなアーティストが注目され、何事もなかったかのように大江やKANさんが番組から姿を消していった。
「私は現場が楽しくて、次の人が出ると前の人が切られている状況に気づきませんでした」
使い捨てのような番組方針に“あんまりだ。
変なことになる”と危機感を抱き、共演している渡辺徹さんや森末慎二に相談した。
「2人からは『オレらはずっと前から気づいていた』と言われてショックで……。