【「不適切」な昭和 】驚愕数字!スケバンドラマの最終回視聴率が45.3%
また駅のホームや会議中でも喫煙は当たり前の時代でしたが、さすがに1986年ごろにはバスのなかで『ハイライト』をぷかぷか吸うことはありません。リアルな1980年代なかばの世界ではなく、ドラマではデフォルメしていますが、それも含めて前のめりになって楽しんでいます」
田幸さんも、ドラマ内の誇張された昭和を満喫しているとか。
「主人公の娘、純子(河合優実)がドラマ『積木くずし』(TBS系)のようなスケバン姿ですが、1986年の東京にあんなスケバンはいなかったはず(笑)。それで髪形が“聖子ちゃんカット”で。あの当時、髪を切りに行くといわずもがなで聖子ちゃんカットにされたことを思い出しました。
そんな純子が憧れるムッチ先輩(磯村勇斗)は、『ハイティーン・ブギ』を歌っていたころのマッチ(近藤真彦)をイメージしているようですが、1987年には大人っぽい『愚か者』を歌っていたからイメージがかなり違います。そんな“ズレ”にツッコミを入れながら見ています」
■昭和はよかっただけでは本質を見失う
ちなみに、ムッチ先輩がドラマで乗り回しているバイクとヘルメットは、近藤真彦主演映画『ハイティーン・ブギ』でも登場したものと同じというこだわりぶりも。