彦摩呂 イケメン時代に出演していた松雪泰子主演の大ヒット漫画原作ドラマって?
「仲がよすぎて、つい本名を。それで千春ちゃんに『マロピーの本名は?』って聞かれて『原です』と答えたら、それがすごくおもしろかったみたいで、笑いが止まらなくなりました」
もっとも思い出に残るNGは、公園のベンチに座っていた松雪が、広げていた新聞をたたんで立ち上がった際、鳩が一斉に飛び立ち、さっそうとその場を立ち去っていくシーンの撮影でのこと。
「鳩を集めるために、泰子ちゃんも一緒になってポップコーンをまいていました。いい具合に鳩が集まり、絶妙なタイミングで鳩が飛び立って、素晴らしい画が撮れたのですが……。泰子ちゃんが立ち上がったとき、うっかり背中に隠していたポップコーンの袋が映りこんでしまったんです。もう鳩もおなかいっぱいで、2回目のシーンを撮るのが大変でした」
ドラマは高視聴率をたたき出し、放送終了の8カ月後には早くもパート2が放送された。1995年には映画化も実現。
「この世で姿かたちが大きく変わるのは、エビかカニか彦摩呂かと言われるほど。
ボクは当時、痩せていて、主役を支える、ちょっとコミカルな2.5枚目俳優だったんです。そんな、芸能人生での最大の功績を、今でもプロフィール上に残すことができるのは、『白鳥麗子〜』のおかげなんです」
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