ビジネスメールで「よろしくお願い“致します”」はNGなのか ビジネスメールのプロが示した意外な見解
「よろしくお願いいたします」
ビジネスメールでは常套句ともいえる一文に注目が集まっている。
きっかけはX上のあるユーザーの投稿。そのユーザーは「よろしくお願いいたします」の「いたします」部分について、ひらがなで「いたします」と書く人の方が“仕事ができる”と感じるという。
確かに「よろしくお願いいたします」や「よろしくお願い致します」、両方とも漢字の「宜しくお願い致します」など、メールの送り主によって表記が違うことを目にしたことのある人も少なくないだろう。これには共感する人が相次ぐ一方で、毎回わざわざ漢字にしていたという人など、さまざまなコメントが寄せられていた。
《めっちゃわかるー》
《漢字で書いていた…》
《致しますから社会人経験を経ていたしますに変わったァタイは仕事出来る人になった可能性が微レ存…?》
《ただ単に「よろしくお願い致します」より「よろしくお願いいたします」のが柔らかいからそっちにしてたわ笑》
では、“よろしくお願い致します”と書くのは良くないのだろうか?一般社団法人日本ビジネスメール協会で講師を務める直井章子氏に解説してもらった。
「まず前提として、“正しいか否か”という見解は、私どもから申し上げるのが難しいものがあります。