「虫みたい」とSNSで話題の病院の天井、なぜこの柄?建材会社が明かした“メリット”
病院の天井に多いこの柄
病院や学校などでよく見かける“天井の模様”がSNS上で注目を集めている。
Xであるユーザーが、天井の写真とともに、病院の患者が天井を指差して「虫がいる」「血がついている」などと話すと投稿し、なぜ無地の天井にしないのかと疑問を投げかけたところ、各々の見解でコメント欄が溢れた。
その天井は“トラバーチン模様”と呼ばれるもので、不規則に虫食いの穴が開いたようなデザインのものだ。意識して見ると至る所で使われていて、これまで気づかなかったが、弊社の編集部の天井も“トラバーチン模様”だった。
“トラバーチン模様”の天井材を扱う、大手建材会社の吉野石膏の担当者に話を聞いた。
「“トラバーチン模様”の“トラバーチン”とは、もともとは大理石の一種である天然石です。ヨーロッパなどでは昔から建物に使われるなど高級感のある大理石の模様で、それに似せた柄というのが“トラバーチン模様”になっています。
弊社で扱う“ジプトーン・ライト”という商品がありますが、 表面にそういった模様が施された石膏ボードになっておりまして、病院やオフィスのほかにも、多くのコンビニエンスストアや、家具・インテリアの大型小売店さんなどの天井でも使われています」