50代タイプ別「老後資金2000万円」貯める組み合わせ 慎重派がiDeCoでやるべき運用法は?
選択肢が多すぎて選べない、難しいと思う人も多いでしょう」(高山さん、以下同)
そこで、老後資金づくりによく利用されるものを、高山さんに多方面から分析し、A~Dランクの格付けをしてもらった(NISAやiDeCo、企業年金は投資信託での運用を想定)。Aに近いほど、優れていることになる。
■それぞれの特徴を知り分散投資を心がけよう
「『NISA』は元本割れの恐れがあるので安全性はCでしょう。リターンは運用次第ですが、高利回りの可能性に期待してB。限度額は一生涯で1800万円に拡充されたのでB。売却や出金はいつでもOK、自由度はAでしょう。
運用益は非課税ですが、掛け金の所得控除などはありません。節税効果はCですね」
同様に「iDeCo」も見ていこう。
安全性、リターンは投資信託で運用するならNISAと同じ。
「iDeCoは限度額の低さと、60歳以降しか引き出せないため自由度がD。半面、運用益の非課税、掛け金の所得控除、受け取り時の控除と、節税効果はAです」
「財形貯蓄」の長所は、限度額の縛りがないA。だが、リターンや節税効果は大きく望めないのでC。
「解約などの手続きに勤務先の上長の決済印が必要で面倒だという人が多いです。