50代タイプ別「老後資金2000万円」貯める組み合わせ 慎重派がiDeCoでやるべき運用法は?
必ずリスクは分散しましょう」
そのために重要なのは組み合わせだ。慎重派、バランス派、冒険派の3通りに合う賢い組み合わせを高山さんに教えてもらった。
■リスクを最小限に運用したい慎重派
「まずは3通りに共通なのですが、預貯金を確保することです。万が一の事故や病気、リストラなどに備えて、絶対に減らずいつでもすぐに使える預貯金が大切です」
資産の安全性を最優先する慎重派だと、預貯金は生活費の1年分を確保したい。
「次も共通で、節税対策を兼ねてiDeCoです。掛け金の上限までかけましょう」
ただし、選ぶ銘柄はそれぞれ違う。慎重派は、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券の「4資産均等ファンド」などのバランス型ファンドがいいという。
「残りの資金は安全性Aランクの国債がいいでしょう。
元本保証で安心です」
■多少のリスクをとりつつリターンを高めたいバランス派
3通り共通の“預貯金”は、生活費6カ月~1年分を。
「リフォームなど3~5年以内に使う予定のある資金は国債で確保しておきます」
“次のiDeCo”は今大人気の「全世界株式(オール・カントリー)」などを選ぼう。
「全世界と範囲は広いものの、株式に限定しての投資です。