くらし情報『稀勢の里 移動は自転車…質素生活の陰に“おしん横綱”の教え』

稀勢の里 移動は自転車…質素生活の陰に“おしん横綱”の教え

買い物もせず手ぶらだったので、夕食はありあわせの食材で付き人の手料理を食べたようだ。この日は自炊だったが、外食のときも庶民派らしい。部屋の近所にある寿司店には、たまに来店するという。

「来ても、かっぱ巻きをパクパク食べてあとは茶碗蒸しを頼むぐらい。上寿司をガンガン食うという感じではないですね」(店の関係者)

こうした質素な生活の背景には、亡き師匠の“教え”があった――。相撲評論家の大見信昭さんはこう語る。

「先代師匠の故鳴門親方は、“おしん横綱”と言われた隆の里。糖尿病を乗り越え、苦労して横綱になった人でした。
健康を損ねて、自分のような苦労を弟子にさせまいと徹底していました。稀勢の里も、十両に上がった際に『これからは自由にお金を使えるけど、好きなものばかり食べてはいけない。パセリとか千切りキャベツとか、人が残すようなものをしっかり食べなさい。』と言われたとか。バランスのとれた食事をしろという親心でしょう」

恩師の教えを胸に、庶民派の稀勢の里は大阪場所で史上8人目の新横綱優勝に挑む。
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