常に真剣に…ハリポタ翻訳者女性に学ぶ「チャンスのつかみ方」
夫を亡くした後だからこそ、ハリーの作品と出合うことができました。でもその“人生のチャンス”は、努力もなしに待っているだけでは決してやってこないものなのです」
思い出すのは通訳の仕事に就いたころのことだと続ける。
「人前に出るのが苦手な私は通訳に向いていなかった。でも採用されたからにはと、予習、復習、関連知識の習得など睡眠時間を削って勉強を重ねました。その下積みが後につながったんだと思います」
50代で成功を収めた松岡さんは、友人だったオーストラリア出身のボブさんと63歳で結婚。現在はスイスで暮らすが、70代になって“新しい目標”を見つけたという。
「ボブも私もブルゴーニュのワインが大好き。そこで日本の方にも少しでも安くおいしいものを楽しんでいただきたいと、欧州から輸出を始めました。
コストを抑えるために『フェニックス・ワイン・クラブ』のHPで限定販売しています。全身全霊、私たちが一つひとつ試飲して選んだ自信のボトル。ぜひお試しくださいね」
そう目を輝かせ、最後にこんなアドバイスをくれた。