高安 強さの秘訣は豚の丸焼き!フィリピン人母が語る仰天食育
(前出・地元商店街の店主)
そんな母に育てられた高安少年は野球に打ち込み小学校時代はリトルリーグ、中学では学校の野球部で活躍していた。父は昼間は雑貨商をしていて夜は母の店の手伝いをしていた。5歳上の兄も部活で忙しく、練習でヘトヘトになった高安少年が家に帰っても誰もいなかった。
「晃君(高安の本名)は学校帰りにそのまま『サロサロ』に行き、そこで夕食を腹いっぱい食べてから一人で帰宅していました。お母さんはいつも、豚肉や鶏肉に野菜炒めを合わせたピリ辛のフィリピン料理を作っていたようです」(前出・商店街の店主)
ビビリダさんは自身の“食育法”について、冒頭の千秋楽パーティの後でこう語っていた。
「牛乳をいっぱい飲んで、豚の丸焼きをいっぱい食べて……。ご飯をいっぱい食べたから、晃は大きくなったよ。食べる子は大きくなるよ!」
ちなみに豚の丸焼きは、フィリピンでは特別なお祝いの席のごちそう。
日本の鯛の尾頭付きのようなものらしい。高安少年にとってもこの豚の丸焼きに特別な意味があったと、前出・商店街の店主はこう語る。