錦織圭 巨額違約金に要注意指定…ラケット破壊が招く痛い代償
その結果、ペナルティは“試合外”にまで波及してしまったようだ。
「錦織選手はラケットメーカーのウィルソン社と生涯スポンサー契約を結んでおり、スポンサー料は年間2億5千万円とも言われています。錦織選手は、試合終了直後すぐウィルソンへ謝罪の電話を入れたそうです。ふつうメーカーとの契約書には『ラケットを故意に破損させた場合、契約料10%相当の違約金を支払う』などの条項が。錦織選手のラケット破壊は今年2度目。つまり通常なら5千万円を支払うことになります」(別のテニス関係者)
代償は金銭だけではない。ATP(男子プロテニス協会)からも厳しい視線が……。
「錦織選手は冷静でマナーの良い選手と評価されてきました。
だからこそ相次ぐラケット破壊が際立ってしまい、審判たちは錦織選手を“要注意選手”に指定しているとも聞きました。審判の心証が悪くなれば、試合中に警告を受けやすくなる可能性なども考えられます。錦織選手にとって、厳しい事態といえるでしょう」(前出・別のテニス関係者)
ウィンブルドン初制覇を目指す錦織だが、まず大切なのは“自分との闘い”かもしれない。