猛毒アリが続々日本に上陸?ヒアリ以外にも殺人アリの恐怖!
寺山先生は、赤茶色の怪しいアリを見つけても、絶対に素手で触れないこと。そしてアレルギー体質でない人でも、刺されたらすぐに病院に行くことを勧める。
「ヒアリは、人が住んでいる環境になじむ性質で、土で大きな巣を作るのが特徴です。巣の中にいる1匹のヒアリの女王が、1日1,000〜1,500個の卵を産みます。これはアリの中でも破格の多さで、ものすごい繁殖力。1つの巣に数万匹の働きアリがいて、さらに別の女王アリが作り出される。そこからまた別の場所で巣を作り、どんどん増殖を繰り返す。上陸されて、一度定着してしまうと根絶することは非常に難しいのです」
そして、ヒアリ初上陸のニュースから1週間後、なんと同じ神戸港のコンテナヤード近くで、別の特定外来生物に指定されているアカカミアリが約100匹も発見された!
「ヒアリほどの毒性は強くありませんが、刺されたら人体に被害を及ぼす南米原産の危険なアリです。
これまで国内では沖縄や硫黄島で確認されていましたが、今回、本土で初めて見つかりました」
まさに同時期に2種類のヤバいアリが本土に初上陸したわけだが、寺山先生は「これは神戸周辺だけの問題ではない」