24歳女子も奮起!人気地域の“役場の星”が語るふるさと納税
ある男性が寄付をして得た遊園地を貸し切りできる権利を使い、児童養護施設の子どもたちを招いたのだ。
「本来は社員旅行などに使ってもらうプランですが、こんな利用法があるんだと驚きました。しかも、善意の連鎖が続き、翌年以降もほかの方から寄付をいただいて、3回も児童養護施設の子どもたちを招待できたのです。遊園地で笑顔を見せる80人ほどの子どもたちを見て、自分だけでなく、多くの人を巻き込むことができる、ふるさと納税に魅力を感じました」(伊藤さん)
現在は、市内の生産者や企業を回って返礼品の収集に力を注いでいる伊藤さん。毎日が驚きの連続だという。
「私は碧南市の隣の市の出身で、碧南に日本最古のみりんの醸造元があるなんて知りませんでした。しかも地元の人は、このみりんを調味料としてだけでなく、バニラアイスにかけたりして楽しんでいます。そんな素晴らしい特産品を若さと女性の感覚でどんどん見つけていきたいです」(伊藤さん)
ふるさと納税を新しい“販売ルート”にして、町の活性化を成功させたのが、人口1万4,000人ほどの鹿児島県大崎町。