DAIGO語るチャリティーマラソン舞台裏「オファーに1週間悩んで…」
そんな不安を抱えていたDAIGOさんが出した答えは、ひとこと「HM」。
「『HM』は、走りますとも走りませんともとれるから、一瞬、テレビ局側も戸惑ったみたいです(笑)」
それから本番までの3カ月弱。100キロを走るための体作りは急ピッチで進められた。
「俺の体って『HYW(ひよわ)』でしたから。とにかく筋力をつけようと、走った後にさらに筋トレ。あまりにきつくて、スクワット中に何度『帰ろうか』と思ったことか」
そして迎えた本番。はやる気持ちを抑えながら走っていたが、50キロ過ぎから足に激痛が走り、痛みをこらえながら夜明けを迎えることに。このときの気持ちだけは今でも忘れられないという。
「甘く見ていたわけではないけれど、ここからゴールまでが果てしない道のりに感じられて、ひたすら『1歩でも前に進む』ことだけを考えていました。一度止まってしまうと、もう足が動かなくなるような気がしていましたから」
そんなDAIGOさんに力をくれたのは、沿道からの応援の声だった。
「めったに人前では泣かないんですが、このときばかりは自然に涙がこぼれてしまいました。