大容量冷蔵庫はどこに注目して買うべき?専門家が指南
ストックしたい調味料や食材も増え、さらに作り置きや冷凍食品など、保存したいものが増える一方だ。主流の大容量冷蔵庫は、こうした日本の主婦の細かいニーズにも対応しているため、多少値段が高くても、国内メーカーの製品を選んだほうが満足度は高くなるという。
「前年に発売された冷蔵庫は、発売から1年を過ぎると『型落ち品』と呼ばれ、値段は2分の1程度まで下がります。ですから、省エネ性能に劣る安い価格帯の製品を選ぶより、大手メーカーの型落ち品を買ったほうが、結果的に電気代も節約できてお得です」
近年は気候変化のためか、高温多湿の日が増え、食品を常温で保存するとカビが生えるなど、傷むのが早くなったと感じる人も多いだろう。そのため、米やパンのほか、さまざまな調味料、さらにペットフードなども冷蔵庫で保存するようになり、大容量へのニーズがいっそう高まってきている。
大容量化で気になるのは消費電力だ。各メーカーのパンフレットに記載されている「年間消費電力量」を見てみよう。たとえば、各社の500リットルタイプの電気消費量は年間250〜290kWh。
これを金額に置き換えると年間6,000円程度に収まる計算だ(東京電力の従量電灯Bの場合)。