美智子さま 皇后最後のお買い物で選ばれた「祈りの折り鶴」
今回の工芸展では、「お引っ越しが控えているので増やせないわ」とおっしゃっていた。
それでも、小さな貝の皿(250円)、桜の花びらの箸置き5個セット(950円)、カエルの木のバッジ(350円)、モザイクタイルのふくろうの壁掛け(2,800円)、和紙で作った折り鶴のアクセサリーチャーム(800円)と、5種類13点のお買い物をされた。折り鶴は、今回はじめて出展された作品なのだという。
「折り鶴を制作したのは、50代の女性施設利用者です。彼女が唯一作れるものを、何とか作品にできないかと考え、樹脂でコーティングして型崩れしないようにしました」(前出・村松さん)
折り鶴は、平和と核廃絶の象徴として知られている。昨年10月、83歳のお誕生日を迎えられた美智子さまは、核兵器廃絶国際キャンペーン「ICAN」のノーベル平和賞受賞と、被爆者たちの核廃絶運動に言及された。
「両陛下は、3月27~29日のご日程で沖縄に訪問されることも決まっています。譲位後は、国民の前に姿を見せる機会さえも非常に限られます。
皇后としての残された時間、どうにか国民へ平和へのメッセージを伝えたい――。