2018年4月20日 11:00
460年の“女人禁制”打ち破った古武道「継承に性別関係ない」
男性だけでも仲よくやっていたし、継承者もおり、何も困らない。だが、“女人禁制への疑問”が根強く心に残っていたという。
「それで一昨年の10月、免許皆伝者を集めた会議で、女性を入れることを提案しました。『伝統を、あえて変えなくてもいい』という意見もありましたが、いちばん大事なのは宝蔵院流の技を継承していくこと。後世に伝えていくのに、男女は関係ないのではないかという結論になったんです」
昨年1月から女性を募集し、4月には女性3人が入会した。
「長くて重い槍は、女性には負担です。でも1回2時間の稽古を年間30回以上こなし、さばき方にもなれ、上達しています。今年の4月7日には、史上初の女性の昇級者が出て、うれしく思っています」
宝蔵院流のように、伝統を変えることには反対意見も当然生まれる。
だが、前述の鈴木さんはこう指摘する。
「変わらない伝統は、途絶えてしまうもの。段階的にでも、時代に即した変化を続けなければ、次世代に伝えていけないのではないでしょうか」
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