2023年7月17日 11:31
名前の由来は「2つのものを固く繋ぎ合わせる」。7月の誕生石に仲間入りした「スフェーン」の特徴や魅力を解説
結晶の形がくさび状になるためギリシャ語のくさびを意味するsphenosに由来し、和名では楔(くさび)石と呼ばれています。楔は2つのものを固く繋ぎ合わせる絆の意味も持ちます。
スフェーンはマーク・オーガスト・ピクテによって新種の鉱物として初めて認識された宝石で、彼の誕生月が7月であることと、日本の夏の森のような色合いを持つことから、7月の誕生石となりました。黄褐色の強い輝きがあるスフェーンは、秋の森を連想させます。スフェーンは2つの季節の色合いを持つ、キラキラと虹色に輝く美しい宝石です。
(文:株式会社 明治堂 会長 望月英樹、写真:協同組合山梨県ジュエリー協会)
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