くらし情報『野村萬斎「演劇はすごいなと感じさせる作品」 『子午線の祀り』キャストコメント&舞台写真到着』

野村萬斎「演劇はすごいなと感じさせる作品」 『子午線の祀り』キャストコメント&舞台写真到着

キャストには、野村萬斎、成河、河原崎國太郎、吉見一豊、村田雄浩、若村麻由美らが名を連ねた。

初日公演を終えて寄せられたコメントは下記の通り。

野村萬斎コメント
「子午線の祀り」という戯曲そのものが持つ宇宙観を生かしながらも、より凝縮した“ドラマ”になった。そんな手ごたえを感じています。シェイクスピアは「ハムレット」の中で、「演劇は自然(時世)を映す」と書きました。人間があがきながらも一生懸命生き、活路を見出そうという姿が、このコロナ禍という非常事態下においてこそ、より際立ち、新しい「子午線の祀り」を作り上げることができたと思います。

大きな歴史の流れの中で、一人の人生は小さな物かもしれないけれど、すっくと力強く立っている。そう実感していただく機会になればと思います。


喜びも悲しみも、人々が一体となって共有するのはテレビやリモートではできない、劇場ならではのこと。木下順二さんの戯曲が持つ言葉の豊かさと、皆さんの想像力によって広がる世界観で、演劇はすごいなと感じさせる作品です。「子午線の祀り」で、皆さんの演劇ライフを復活させられたら。そう願っています。

成河コメント
やはり巨大な戯曲なので、簡単には越えられない山に全員でタックルして、立ち向かっているという感じですね。

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