2022年12月23日 12:05
現・帝劇最後のミュージカル『レ・ミゼラブル』、オールキャスト・オーディション開催発表
私、初日、泣きました。満席の客席からの拍手は、息が止まるような感覚でした。そしてその光景はいまだに目に焼き付いています。また、初めて帝劇の主演(センター)に立たせていただいた『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』で菊田一夫賞をいただいたりもしました。今の帝劇との別れは寂しい気持ちもありますが、新しい帝劇にもとても期待しています。
私が『レ・ミゼラブル』のオーディションを受けたのは、1996年。ちょうど《レ・ミゼ》の10周年記念の公演のオーディションで、同期に本田美奈子.さんがいました。また、お稽古初日、前田美波里さんら大先輩ばかりで、「このオーディションに、私合格したんだ!!」と本当に大興奮しました。
だってこのスタイルだから。
でも、オーディションを受ける前に、『レ・ミゼラブル』の本をよんだら、マダム・テナルディエは熊のような女ってかいてあったんです。そしてオーディション時、演出家のジョン・ケアードさんに、「あなたを10年待っていた!」と。そこから人生が変わったかな。また、ブロードウェイに『レ・ミゼラブル』の舞台を観に行ったとき、会場でイギリス人の男性に「あなたは日本のマダムだよね。