2022年12月23日 12:05
現・帝劇最後のミュージカル『レ・ミゼラブル』、オールキャスト・オーディション開催発表
ミュージカル『レ・ミゼラブル』が、2024年から25年にかけて帝劇をはじめとする全国で上演されることが決定し、オールキャスト・オーディションを開催することが発表された。
『レ・ミゼラブル』以前のミュージカルでは、経験や知名度のあるスターを主役などにキャスティングしてきた。しかし『レ・ミゼラブル』は、1987年日本初演時に、全ての役について分け隔てなくオールキャスト・オーディションを実施。以来、オーディションの度に有名無名は問わず、役に相応しい演技が出来るかどうかをオリジナルプロダクションのサー・キャメロン・マッキントッシュによって審査され、厳正なオーディションを突破した俳優のみが『レ・ミゼラブル』に出演することが出来た。また、ひと度出演したキャストも毎回厳しい審査を経なければ出演することが出来ず、初演以来35年間『レ・ミゼラブル』からは多くのスターが輩出されている。
日本初演時オーディションチラシ写真提供:東宝演劇部
そして、1966年に開場した現・帝国劇場は2025年に建て替えのため一時休館を発表。今回の公演は、『レ・ミゼラブル』が現・帝劇で上演される最後の機会となっている。
併せて、1997年から長年『レ・ミゼラブル』マダム・テナルディエ役を演じてきた森公美子と2019年、2021年にジャン・バルジャン役を演じた佐藤隆紀よりコメントが到着した。