庵野秀明がファンからの質問に直接回答 映画『シン・仮面ライダー』特別解説付き上映会を開催
市川共感できる方いらっしゃいますか?
(会場から大きな拍手)
――変身して仮面ライダーになると顔や腕が変化しますが、なぜ首はそのままなのですか?
庵野時間がなくて、叶いませんでした。時間あればやりたかったです。
――仮面ライダーの精神性に心救われることはありますか。
庵野精神的にも肉体的にもしんどい時には、仮面ライダーを見て自分を元気づけます。
――作中でスマホが出ていなかったり、クモオーグが乗っている車から、本作は昭和が舞台なのかが気になりました。
庵野政府の男や情報機関の男が一瞬取り出したのでスマホはあるのですが、色々なことがSHOCKERに傍受されてしまうので主人公たちは使わないですね。車が古いのは、実相寺(昭雄)監督の愛車をスタッフが大事に乗っているもので、その車が走れるうちに映像に残しておきたいという思いからです。
市川現代ですよね?
庵野だいたい「今くらい」ということで。
――『シン・ゴジラ』や『シン・ウルトラマン』では明朝体のテロップがありましたが今回無かったのはなぜですか?
庵野『シン・ゴジラ』や『シン・ウルトラマン』はテロップが入っているほうが、客観性があって良いのですが『シン・仮面ライダー』は内面を描く作品なのでテロップは似合わないので外しました。