2022年10月14日 05:00
豊川悦司、池波正太郎が生んだ藤枝梅安は「ダークヒーロー」 若い世代の劇場体験にも期待
演じる切り口もたくさんある一方で、(梅安としての)軸はブレないので、演じがいがあった」と振り返った。
時代劇を“リブート”するかのような今回の企画には「時代劇離れというか、劇場離れしている若い人たちに、同じ時間、同じ場所で映像体験を共有してもらいたい。この作品がそのきっかけになれば」と期待を寄せ、「古典が持つ影が、現代風に分かりやすく取り入れられているし、音楽も映像もすばらしい」とアピールしていた。
豊川と初共演を果たした愛之助は、「現場で会った豊川さんは、原作からそのまま抜け出てきたようでしたし、優しく大きなオーラに包まれていた」と惚れ惚れ。豊川の提案によって、愛之助が起用されたそうで「愛之助さんは理想中の理想。役者として持っている“華”が他の俳優さんとは違うし、いつか共演したいと思っていました」(豊川)。この発言には、愛之助も思わず「本当ですか?そんなうれしいことはない」と笑顔を見せ、「二人の間には信頼と大きな愛がある。どこか孤独で、瞳の奥にある闇が共通している」と梅安と彦次郎の関係性にも言及していた。
取材・文・写真=内田涼
『仕掛人・藤枝梅安』2023年2月3日
『仕掛人・藤枝梅安2』は2023年4月7日
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