くらし情報『若冲、応挙、抱一、其一まで「東海道五十三次」にちなんだ作品を公開 『「東海道五十三次」で旅気分』岡田美術館で』

2024年5月15日 11:30

若冲、応挙、抱一、其一まで「東海道五十三次」にちなんだ作品を公開 『「東海道五十三次」で旅気分』岡田美術館で

歌川広重《東海道五十三次日本橋朝之景》江戸時代 天保4~5年(1833~34)岡田美術館蔵※前期展示


2024年6月9日(日)から12月8日(日)まで、箱根の岡田美術館では『「東海道五十三次」で旅気分 -富士に琳派に若冲も-』を、前後期に分けて開催する。東海道五十三次の最後の宿場町・庄野の完成から400年、箱根駅伝第100回目の節目の年を記念した展覧会だ。
「東海道五十三次」(天保4~5年、1833~34年)は江戸時代の浮世絵師・歌川広重が、風景版画家としての地位を不動のものとした出世作。東海道の五十三の宿場に、江戸日本橋と京都三条大橋を加えた55図からなる連作で、当時37歳だった広重が、新規の版元・保永堂と組んで世に送り出し大ヒットとなった。ちなみに広重は以後東海道シリーズを数多く出版したが、最初の保永堂版が最も高く評価されている。
同展では、まずこの「東海道五十三次」(保永堂版)に加え、京都で活躍した尾形乾山や伊藤若冲、円山応挙、江戸琳派の酒井抱一とその弟子の鈴木其一などの、東海道にちなんだ作品を紹介する。
また本シリーズは、美術館の地元を描いた《東海道五十三次箱根湖水図》を筆頭に、全55図のうち7図で富士山があらわされていることから、霊峰を描いた様々な表現も紹介。なかでも長さ約9mに及ぶ、横山大観の水墨画の傑作《霊峰一文字》は必見だ。

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