劇団四季、創立記念日7月14日より各地で公演を再開
翌7月15日には、東京・汐留の電通四季劇場[海]で『アラジン』東京公演が、大井町のキャッツ・シアターで『キャッツ』東京公演が再開する。
『アラジン』は、ディズニーの同名アニメ映画を基にした作品で、2015年に日本初演が開幕して以来5年間、常に何ヶ月も先までチケットが完売するほどの高い人気を誇っているミュージカルだ。『キャッツ』は、1983年、東京・西新宿に建てられた仮設専用劇場キャッツ・シアターで初演され、日本演劇史上初となる1年間のロングランを達成。それ以後、全国9都市で上演を重ね、劇団を長く支えてきた、四季にとっては大切なレパートリーのひとつと言える。
首都圏以外では、同じく15日、名古屋四季劇場で『ライオンキング』名古屋公演も再開に漕ぎつけた。新型コロナの影響で開幕が危ぶまれる中、予定通り3月26日に、14年ぶりとなる名古屋での公演が初日を迎えたものの、直後に中止となっていた公演で、名古屋の四季ファンには嬉しいニュースだろう。15日には、大阪四季劇場でも、ディズニーの『リトルマーメイド』大阪公演が再び幕を開ける。関西では初となる公演が開幕したのは2018年10月。
以来、連日観客が詰めかける盛況が続き、再開が待たれていた公演だ。
文:原田順子