くらし情報『群馬県内におけるアートスペースの活動史を振り返る『アートのための場所づくり』1月21日より開催』

2022年12月28日 12:00

群馬県内におけるアートスペースの活動史を振り返る『アートのための場所づくり』1月21日より開催

榎倉康二《干渉》1990年個人蔵[コンセプトスペースでの展示風景]


群馬・高崎市の群馬県立近代美術館では、2023年1月21日(土) から、1970年代から90年代にかけて、アートの揺籃の場となった県内のアートスペースの活動史を振り返る企画展『アートのための場所づくり』が開催される。

同展の中心として紹介されるのは、明治初期に高崎で創業し、県庁移転にともない1883年に前橋に拠点を移した書店「煥乎堂(かんこどう)」。店舗内で古くから美術展などを開催していたが、1954年より、白井晟一の設計による新店舗にギャラリー専用のスペース「煥乎堂ギャラリー」を設け、年間を通じて活発な展示活動を展開した。

創業家の高橋元吉と縁の深い彫刻家・高田博厚を中心とした一元会展や、県内作家をセレクトした煥乎堂美術展のほか、国内外の美術を広く紹介した煥乎堂はまた、音楽コンサートや文芸講座なども主催している。2005年にギャラリーを閉鎖したが、20世紀後半を通じ、美術家や文化人たちが分野を超えて交流する場として大きな役割をはたしてきた。

一方、この時代の群馬には、現代美術家が運営の主体となって活動したアートセンターが複数存在する。参加作家の会費によって展示スペースを運営した「ぐんまアートセンター」

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