2022年6月21日 18:00
【ライブレポート】“ソウルと愛”をブレることなく放ち続けるSCOOBIE DOのメジャーデビュー20周年記念ライブをレポート!
そしてライブ中盤では、『Get Up』の楽曲を「収録曲順を逆さにして、後ろから」(コヤマ)演奏。まずは山下達郎の80年代の名曲「Ride On Time」のカバー(60~70年代のソウル、ファンクを日本語のポップミュージックに結びつけるという意味で、山下達郎とSCOOBIE DOは兄弟である)そして現在もライブのクライマックスを彩っている「夕焼けのメロディー」へ。性急にしてしなやかなリズム、郷愁と解放感を同時に放つメロディラインを併せ持つこの曲は、まさにタイムレスな魅力を放っていた。
オカモト“MOBY”タクヤ(Ds)
さらに「喜びも悲しみも歌にして、刻め16ビート!」というコヤマのキメ台詞からはじまった「ゆうべあのこが」、“圧倒的な”ファンクネスで観客の体をさらに激しく揺らせた「The Thing」。最後はもちろん、「俺たちのメジャーデビュー曲。いや、俺にとってはただのいい曲!」とコールされたタイトルチューン「Get Up」。《あこがれに手を振ろうぜ》というサビのフレーズに合わせてオーディエンスが手を左右に振るシーンは、このライブの最初のクライマックスだった。
マツキタイジロウ(Gt)