ブラピのスタントダブルだった男が映画監督に上り詰めるまで。『フォールガイ』デヴィッド・リーチ監督の華麗なる転身
そして『ジョン・ウィック』で念願が叶った」と監督デビューへの経緯を明かしている。
監督協会の規定により『ジョン・ウィック』の監督として正式にクレジットされているのはスタエルスキだが、リーチ監督も共同で監督を務めている。このパートナーシップのきっかけを作ったのが、リーチ監督の元マネージャーで現在は製作パートナーで妻でもあるケリー・マコーミック。以来『アトミック・ブロンド』『デッドプール 2』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』『ブレット・トレイン』といったヒット作品の監督を務めることとなった。
2019年にはマコーミックとともに製作会社87ノース・プロダクションズを設立し、手掛けた作品の世界興行収入は29億ドルを超えた。こうして成功を収めたリーチ監督だが、今も自身のルーツとは深く繋がっている。
「私の映画業界でのキャリアは、20年間スタントマンとしてパンチを受け、ワイヤーで吊られ、車で突っ込み、火をつけられ、全部門のスタッフと密に仕事をしてきた年月の上に成り立っている。映画への愛情が原動力になっているんだ。
いろんな部門の人間と仕事をしてきたことで、映画製作のモデルを徹底的に学ぶことができた。