2024年1月27日 12:00
下野 紘が感じる20年「この仕事を続けるためにもっと自分を磨いていきたい」
何も気負うことなく、やらせてもらいましたね。
――役作りですとか、ディレクションはどういったものがありましたか。
公の場と、個人個人に対してそれぞれでいろいろな表情を持ったキャラクターで、ラクスに対しては好意を持っているということでどんどん優しくアピールしていく。かたやキラに対しては最初から敵意がむき出しで。言い方は違いましたが、そういったいろいろな面を、表情豊かに出してもらいたい、とディレクションされました。
オルフェは「心の成長が全くなかったんじゃないか」
――作品全体で印象的だったり、グッと来たシーンはありますか?
オルフェに関して驚いた部分でいうと、オルフェはラクスに対して特別な感情というか、ほぼ使命にも近いような感情を持っていましたが、とはいえ「もうちょっと距離の縮め方考えよう?」と(笑)。距離が近いんですよ、最初から。本当に女子に嫌われるよ、ということは思いました。そこにまず驚きました。
――ラクスに対しては「運命」という言葉もよく口にしていましたね。
あくまで僕の個人的な解釈になりますが、彼自身は運命というよりも、この先、どんなことが起ころうともオルフェとラクスが結ばれて、世界を導いていくのはもう決まっていることだと思っていたんです。