2023年10月20日 14:30
「太陽劇団」の壮大な祝祭劇! 22年ぶりの来日公演がいよいよ開幕
(撮影:後藤敦司)
演出家アリアーヌ・ムヌーシュキンを中心に、現在も精力的に新作を発表している世界屈指の演劇集団・太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)の新作『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』が本日10月20日(金)に開幕する。日本と思しき架空の島“金夢島”を舞台に、悲喜こもごもな人間ドラマが繰り広げられる本作は、2017年に久しぶりに日本を訪れたムヌーシュキンが、かつて世阿弥が流されたという佐渡島などを旅する中で新作の構想を固め、2019年に京都賞を受賞したことで本格的に制作をスタートさせたという。その後のコロナ禍による数々の障壁を乗り越え、2021年秋、パリにある劇団本拠地カルトゥ ーシュリで無事に初演の幕を開けた。22年ぶりの来日公演となる本公演で、演劇の夢と理想に捧げられた、太陽劇団の壮大な祝祭劇/スペクタクルを体感しよう。
<あらすじ>
病床のコーネリアが夢の中で日本と思しき架空の島「金夢島」を旅する。そこでは国際演劇祭で島興しをしたい市長派と、カジノリゾート開発を目論む多国籍企業グループが対立していた。マスコミやビジネスマン、弁護士や外国の劇団員たちが入り乱れて、事態はあらぬ方向に転がっていく……
■アリアーヌ・ムヌーシュキン(演出家/太陽劇団創立者・主宰)