2022年3月31日 12:30
リアルすぎるミニチュア作品で注目を集めるMozuの個展が全国巡回中 4月3日放送『情熱大陸』にも出演
(c)MOZU STUDIOS
ミニチュア、コマ撮りアニメ、トリックラクガキで話題のクリエイター・Mozuこと水越清貴の初の個展『Mozu アートワーク -ちいさなひみつのせかい-』が全国を巡回中だ。
水越は高校2年生の時に「自分の部屋」を再現したミニチュア作品を同級生がツイッターに投稿し「リアル過ぎる」と話題になり、一躍有名になった。
彼の創作活動の原点は「小さい時に両親と一緒に過ごした何気ない日常」にあるという。印刷会社を営む両親のもとで愛情をかけて育てられ「自分で何かを生み出す楽しさ」を体験できたことが、現在の活動に大きく影響を与えている。
彼のミニチュア作品を見ると、机の上にノートや教科書、食べ終わったお菓子の袋、折れ曲がった1万円札が無造作に置かれている。ほかにも壊れた冷蔵庫や古新聞、ゴミ袋などが散らかる『ゴミ捨て場』や、学習机とイス34セットを配置した『教室』など、緻密で生活感あふれる作品が多い。
近くでよく見ると細部にまでわたるこだわりはもちろんのこと、見る人を笑顔にさせるユーモアも散りばめられている。
部屋の片隅に「こびとが住んでいたら」と空想した『こびとシリーズ』は、実物大のコンセントの横に製作され『こびとの階段』や『こびとのベランダ』など、じっくりのぞき込みたくなるリアルさだ。