2024年3月7日 11:30
多文化共生社会に生きる<わたし>と世界をつなげるプロジェクト 『ICHIHARA×ART×CONNECTIONS 』3月23日より
千葉県市原市の高滝湖に面した市原湖畔美術館で『ICHIHARA×ART×CONNECTIONS-交差する世界とわたし』が3月23日(土)〜6月23日(日)に開催される。
人口の50人にひとりが海外にルーツを持つという市原市。市原市で暮らす外国人のルーツにつながるベトナムからディン・Q .レ、フィリピンからリーロイ・ニュー、中国からリュウ・イ、韓国からチョ・ウンピルの4人が参加。多様な民族的バックグラウンドを持つ人々へのインタビュー、ワークショップやリサーチを通して、ともに生きる社会を目指して行われたプロジェクトを紹介する。
現在、国際舞台で活躍するディン・Q .レは、ベトナム戦争時にボートピープルとして家族でアメリカに移住した経験を持つ。市原市在住のベトナム人にインタビューする中で、故郷の家族や人と人とのつながりへの思いを知った彼は、ベトナムで集めた古着と市原で集めた古着を日本人とベトナム人、さまざまなルーツを持つ外国人とで協働して巨大なキルトとラグを制作。それらをインスタレーションする。
リーロイ・ニューは、市原市内でペットボトルを使ったワークショップを実施。
廃棄物である何1000本ものペットボトルと竹でできた巨樹バレテを軸に、フリピンの民話や神話的世界をモチーフとしたSF的なインスタレーションを展開する。