プッチーニの名作オペラ『ラ・ボエーム』を大野和士の指揮で上演
ジャコモ・プッチーニの名作『ラ・ボエーム』が6月28日(水)から新国立劇場オペラパレスで上演される。本作を心から愛する芸術監督の大野和士が指揮を務める。
『ラ・ボエーム』は、19世紀パリを舞台に、詩人ロドルフォとお針子ミミのはかない愛、そして明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いた作品。「冷たき手を」「私の名はミミ」などのアリアが有名で、今回の上演は粟國淳が演出を担当。丁寧な心理描写で若者たちの夢と挫折の世界を対比し、感動を誘う。
ヒロインのミミ役をボローニャ歌劇場の同役も絶賛されたアレッサンドラ・マリアネッリ、ムゼッタ役をヴァレンティーナ・マストランジェロが務め、ミミの恋人ロドルフォをメトロポリタン歌劇場やウィーン国立歌劇場などで活躍中のスティーヴン・コステロが、ムゼッタの恋人マルチェッロを須藤慎吾が、ボヘミアン仲間のショナールを駒田敏章が演じる。
大野和士は2018年から新国立劇場オペラ芸術監督を務めており、「新しい時代の狼煙を上げたい」と自ら指揮にあたって愛され続ける名作に挑む。
公演は6月28日(水)に開幕。
新国立劇場オペラで初めて有料ライブ配信も実施される。