2022年3月7日 12:00
建築家にとどまらない活動を紹介。東京都現代美術館で『吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる』開催
同展では吉阪の生涯と領域横断的な活動を、7章に構成して紹介する。
主宰した設計アトリエの「U研究室」、教鞭を執った大学院の学生らと共に、ディスカッションをしながら、集団で建築を作り上げていった30の建築とプロジェクトを、スケッチ、原稿、ノート、書類、写真といった創造の源泉となる資料とともに紹介。吉阪が建築によって目指したものとは何か、社会へのメッセージを紐解いていく。その中でも、地域計画のプロジェクト展示は初めてとなる。
同展を、地域や時代を超えて見渡すことなどを意味する、吉阪自身の造語“パノラみる”ことで、個から地球規模への活動の広がりを知り、現代における吉阪隆正の仕事を再評価する絶好の機会となるだろう。
《サイコロ世界地図》1942年(C)吉阪隆正
《吉阪自邸》1955年 (撮影:北田英治、1982年)
《ヴェネチア・ビエンナーレ日本館》1956年 (撮影:北田英治、1997年)
自画像《一筆描きのタカ》1979年(C)吉阪隆正
【開催概要】
『吉阪隆正展ひげから地球へ、パノラみる』
会期:2022年3月19日(土)~6月19日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F
時間:10:00~18:00(展示室入場は17:30まで)