くらし情報『比叡山延暦寺の寺宝と全国各地の秘仏で天台宗の歴史を紐解く 『最澄と天台宗のすべて』東京国立博物館にて開催中』

2021年10月20日 12:00

比叡山延暦寺の寺宝と全国各地の秘仏で天台宗の歴史を紐解く 『最澄と天台宗のすべて』東京国立博物館にて開催中

重要文化財《千手観音菩薩及び両脇侍立像》平安時代 12世紀 滋賀 明王院


比叡山延暦寺を開山し、日本天台宗の開祖として知られている僧侶・最澄。彼の1200年遠忌を記念した『伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」』が11月21日(日)まで東京国立博物館で開催されている。

2020年は天台宗を開いた最澄の1200年遠忌にあたる年。釈迦の教えのなかでも法華経こそが完全円満な究極の教え(円教)である、と戸板中国・随時代の天台大師 智顗(ちぎ)の理念を学んだ最澄は比叡山延暦寺を創建。その後、中国に渡って知見をさらに深め、日本天台宗を打ち立てた。

日本天台宗の特色は、最澄が中国で学んだ密教、禅、そして大乗戒(戒律)、そして円教を柱としていること。この最澄の教えに導かれ、延暦寺は現在までに多くの高僧のみならず、栄西や親鸞、法然に日蓮、道元などの祖師(新しく宗派を開いた僧)を排出している。

本展では延暦寺の宝物をはじめ、全国各地の天台宗の寺院が守り伝えてきた秘仏や絵画、書の数々を6章構成で紹介していく。


比叡山延暦寺の寺宝と全国各地の秘仏で天台宗の歴史を紐解く 『最澄と天台宗のすべて』東京国立博物館にて開催中

展示空間より
展覧会は波乱に満ちた最澄の足跡を名宝から辿る「最澄と天台宗の始まり―祖師ゆかりの名宝」から始まる。最澄は鑑真が日本に持ち込んだ経典により智顗の教えを知り、唐でより一層学びを深めていく。

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